まるや商事が創業以来最も大事にしてきたのは、人と人との「縁」です。仕入れ先のおかげさま、お得意先のおかげさま、従業員のおかげさまという3つの柱を社訓とし、菓子卸業界で幅広い事業展開をおこなってきました。世の中にごまんとお菓子があるなかで、いま何が必要とされているのか。ちゃんと自分たちの目をとおして選ぶことを長年大切にしてまいりました。
現在、私たちの仕事の軸となっているのは「企画業(プロデュース)」です。菓子卸のプロデュース…ちょっと聞き馴れないかもしれません。2011年頃から着手しはじめた「企画業(プロデュース)」では、「縁づくり」「場づくり」「事づくり」をとおして、お客さまとともに、あたらしいお菓子の可能性を追求しています。
海外の菓子市場は大変活発で、売り場の演出も目をみはるものがあります。外国においてお菓子は、とても大きなコミュニケーションツールのひとつになっているのです。その点日本市場においてお菓子はまだ発展途上にあります。まだ、たくさんの可能性を秘めているといえるでしょう。
お菓子は大人にとっては絶対に必要なものではないかもしれません。でも、あれほど子どもたちの瞳を輝かせる商品もなかなかないと思うのです。私たちは卸業という枠組みを超えて、もうひとつ先の未来を見つめています。まるや商事からはじまる物語を、これからも皆さんにお届けいたします。